ブラジルの妊産婦死亡率
妊娠5ヶ月目に入り、ときどき胎動を感じるようになってきた最近。
新聞で妊産婦死亡率の高さについての記事を発見しました。
“No Brasil, 1.600 grávidas morrem por ano; 90% por causas evitáveis”
(ブラジル国内で毎年1600人の妊婦が死亡。9割が回避可能な原因によるもの。)
「ブラジル健康省の統計によると、毎年1600人の女性が妊娠から出産6週間後の間に死亡している。
そのうち90%以上は医師による不適切な治療や不注意による過失など、回避できたはずの死亡である。
最新の妊産婦死亡率は2007年の数字で、出生10万あたり 75。この数字を2015年までに出生10万あたり35まで下げるのが国の目標である。」
(O GLOBO紙9月18日付の記事より抜粋、訳は筆者による)
記事にはさらに死亡例として
出産のために病院に着いてから医者の診察を受けるまでに18時間かかり母子ともに死亡した例や
産科病院で出産した女性が夜中に容態が急変、ガイドラインではICUのある総合病院へ搬送されるべきところを搬送されることなく死亡してしまった例が載っていました。
妊婦検診のときに出産する病院について医師からの情報がないなど検診の質の問題や、いざ出産するときに病院がいっぱいで入れないなど病院の問題などが指摘されています。
また地域によっては病院からの距離が異常に遠く医療を困難にしている状況もあるようです。
ちなみに日本の妊産婦死亡率を調べてみましたが、2009年の数字で出生10万あたり4.8。
1950年代は170台でしたが戦後急速に改善し90年代に入ってようやくほかの先進国と同じように一桁になったみたいです。
いのちを生むためにいのちが失われるなんてあってはならないこと。
国にかかわらず死亡数ゼロをめざして改善策を探して欲しいです。
Hola~
あっという間にもうすぐ1カ月かー。ブログ楽しく読んでるよ!
しかし深刻な問題だね…。安心して赤ちゃんを産める環境が一刻も早く整ってほしい。
どの記事もそうだけど、写真めっちゃくちゃきれいだね!これだけの画像を受け止めきれるブログのキャパにも感激。