リオのファヴェーラで新生活、古尾谷悠子のカリオカにならないブログ

以前の記事でも紹介したブラジル最大のファヴェーラであるホシーニャ。

そのファヴェーラの足下に建設された巨大なスポーツ施設に見学にいってきました。

ルーラ前大統領が着手したプロジェクトで去年の３月に完成。

ふたつのプール、サッカー場、スケート場、柔道場、格闘技用リング、屋内スポーツ場などを持つ総合施設です。

現在、地元ホシーニャやその近隣に住むこどもたちのために開放されていて

毎日さまざまなスポーツのクラスが無料でおこなわれています。

わたしが見学しに行った日もサッカー、水泳、柔道、フットサル、カポエイラ、ボクシング、スケボーをこどもたちが楽しそうにやっていました。

胸にRIO 2016と書かれたシャツをみんな着ています。

このプログラムを利用できるのは学校である基準を満たした成績をとったこどもたちのみ。

立派な施設なのでみんなが使いたがるのはもちろんのこと。

勉強意欲の向上も目的のひとつだそうです。

２０１６年のオリンピックに向けてのスポーツ教育、スポーツ人口拡大の場としてこれから注目されていくのは間違いないでしょう。

また外で遊ぶ場所が少なくなっているファヴェーラにおいてはこどもたちのいい発散場所になっています。

地元のお母さんたちも大歓迎の様子で「こどもを家で遊ばせるよりぜんぜんいい」と言っていました。

このホシーニャから将来のオリンピック選手が輩出されるのも近いかもしれません。