リオのファヴェーラで新生活、古尾谷悠子のカリオカにならないブログ

ファヴェーラ妻

たかが祭り、されど祭り

2011.12.27

 

モーホに住む友だちに誘われてサンバチームのカーニバルに向けた練習を見に行ってきました!

着いた場所は市役所の目の前にあるサンクレメンチというチームの体育館のような練習場。

黄色と黒がチームカラーのサンクレメンチ。その色のシャツを着た人であふれていました。

 

しばらくすると打楽器隊のウォーミングアップ。

天井がトタンみたいな場所で音がまわる〜。爆音!

それが終わるとダンサーたちもパートごとに隊列をつくってカーニバルに向けた練習がいよいよスタート!

さっきまでそのへんでビールを飲んだりしてた人たちはみんなメンバーだったのね!

ほとんど見てる人はいなくて、順々に隊列を組み始める集まった人たち。

子どものダンサーから、若いソロダンサー、ゲイダンサー、バイアーナと呼ばれるパートのおばちゃん・おばあちゃんたち、その他たくさんのメンバー、総勢300人以上。

歌い手たちがステージにのぼり、一番威勢のいい黒人のにいちゃんが練習をあおるあおる。

曲が始まるとそこにいる全員が本気になって歌うわ、踊るわ、叩くわ、すごいエネルギーが会場中を充満してました。

もうみんなが「あたしが主人公!」ばりの笑顔とオーラを発してて

この人たちからサンバをとったら何が残るんだろ、と思いました。

 

参加してる人が全力でその祭りを楽しむパワー、それが祭りの原点だと思うし

日本も含めて世界のいろんなところにそういういい祭りがあると思ってますが

ブラジル人もブラジル人らしい魅力をカーニバルのときに存分にみせてくれることは間違いなし!

その練習にいる人みんな輝いてて、カリオカもかっこいいんじゃないかと見直そうかな。

人種も年齢も性別も超えて、みんながそれぞれに力出してひとつのスペクタクルをつくる。

何かを無理してつくりだそうということじゃなく、自然に湧いて来る衝動をダイレクトに表現して見てる人を楽しませる祭りってやっぱりすばらしい!

練習でこのテンションなんだから本番はいったいどんなかんじなんだろう。

 

今までリオのサンバにそんなに興味なかったんですけど。

カーニバルも「商業化されててつまらない」とかブラジル人でも意見は別れるとこですけど

実際やってる人たちはそんなの関係なしにただ楽しんでやってますから。すごい本気に。

それだけでいいじゃん、と思います。

1月になったら実際のカーニバル会場での公開リハーサルあるらしいんでぜひいきたいな〜。

 

 

 

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