リオのファヴェーラで新生活、古尾谷悠子のカリオカにならないブログ

ファヴェーラ妻

ファヴェーラに住む人々③ ヒロシ

2012.06.02

 

同じバビロニアに住む日系3世のヒロシ。

お父さんはサンパウロ生まれの日系人で日本料理の料理人でした。

小さい頃はお父さんが働くレストランの上の階に住んでいたらしく

毎日のようにお店の残りや家でつくる父の料理で日本食の味に慣れ親しんだそうです。

そんなヒロシは大の日本食好き。

先日うちでお好み焼きをつくってあげたら、うまいうまいと喜んでくれました。

今度はみんなで魚市場いってから寿司パーティしよう、と。

「父がつくってくれたラーメンに入ってたあれが食べたい。白くて渦巻いてて、たぶん肉でできてるやつ。」

最初なんのこと言ってるのかわかりませんでしたが、ネットでラーメンの画像を探して、ようやくなるとのことだとわかりました。

それがすごく好きだったんですって!

 

リオ自体、日系人の数は少なく、このファベーラに住んでるのはきっとヒロシだけ。

お母さんは普通のブラジル人なのでヒロシの外見は日系人だとわかりませんが

いつかは日本に行ってみたいと夢ふくらませています。

 

現在24歳の高校3年生。

今年は大学を受験するから勉強しなくちゃと言いつつ、毎日のようにビーチに行ってのんびり過ごす、絵に描いたようなカリオカ生活を送っています。

 

ファヴェーラに住む人々③ ヒロシ” への1件のコメント

  1. harasei より:

    先日、新聞の紙面でファヴェーラ妻を知りました。生き生きとした人々の暮らしが伝わってきます。時にはマイナスをプラスにする生き方に感銘もします。ブラジルを日本と同じように愛しているのですね。これからももっと伝えてください。

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