【帰省日記】子連れ電車
2012.09.30
こどもが産まれて初めての日本。
リオだとまつりは珍しい東洋人の赤ちゃんなのでいろんな人に話かけられます。
「見せて」「抱かせて」とやってきて通りがかりの人もあやしてくれたりします。
日本だと実際周りの反応はどうなのかなと思ってましたが、笑顔をむけてくれたり控えめでやさしい反応をしてくれる人は多かったです。
ある日、秦野に帰ってからまつりを連れて小田急線に乗ったときのこと。
地元の女子高生のグループが乗ってきました。その高校はわたしの時代で学力最低レベルの高校。その女子高生たちも身なりや態度から見て、あのかばんの中に勉強道具なんて入ってないだろうと想像がつく感じの子たちでした。
まつりが彼女たちに笑いかけたのか何なのか、
その子たちが座っていたまつりに気づき「ちょー」と「かわいー」を連発し始めました。
「みてー。赤ちゃんだー。ちょーちっちゃーーい。かわいーー。」
「こっち見て笑ってるよー。ちょーかわいーねー。」
「いいなー。あたしも赤ちゃんちょー欲しいーーー。」
ずっと手をふったり声をかけたり積極的にまつりに絡んでくれるそのギャルたち。それに応えて楽しそうにするまつり。
私たちが終点で電車をおりても改札の前までついてきて「かわいーーー。ついていきたーーい」と。
こういう素直な反応を見せてくれる高校生たちこそかわいいなぁ。
すごく優しい子たちで、話せばちゃんと丁寧に受け答えしてくるし人は見かけじゃないですね。
こうやってもっと電車のなかに会話がうまれたり、こどもと地域の大人の関わりがあった方がこどもにとっていい気がします。
お母さんたちが孤独にならないために。こどもが思いっきり笑ったり泣いたりできるように。