AfroReggae
アフロレゲエという音楽やダンスを中心に活動しているNGOの見学にいってきました。
場所はリオ北部のヴィガリオ・ジェラウというファベーラの中。
ここはまだ警察が介入していなく、麻薬組織が内部に潜んでいるので自由に入れる場所ではありません。
アフロレゲエのメンバーと待ち合わせをして活動場所である文化センターに連れていってもらいました。
ファベーラ入り口に見張り役のギャングがいただけで、ファベーラ自体はとても静かで落ち着いたところでした。
家々はカラフルにペンキが塗られていて、道にはゴミひとつなく清潔。車も通らないのでこどもたちは楽しそうに遊んでいます。
アフロレゲエは93年にできた団体で、暴力や麻薬などの犯罪行為からファベーラの若者たちを守る目的のもと様々な活動を繰り広げてきました。
ヴィガリオ・ジェラウのほかに5つの支部を持っています。
主な活動は音楽、ダンス、演劇、サーカスなどのクラスを無料で提供し、若者たちに文化体験のチャンスを与えること、そして非行に走らない道をつくること。
毎日さまざまなクラスがおこなわれています。
わたしたちが到着するとリサイクル資材をつかった打楽器のグループがまず歓迎の演奏を見せてくれました。
大迫力の音と鋭いリズム、若者の生気あふれる演奏に圧倒されました。
こんな手熱い歓迎が待っているとは思いもしなかったのでびっくり。
センターの中に入ると今度は演劇グループが小さな演目をわたしたちのために上演してくれました。
ブラジルらしい表情豊かな、見ている人を幸せにするすばらしい演技と歌のハーモニーに感動。
アフロレゲエの活動の熱心さ、積み上げてきた経験の大きさを実感し、一気にアフロレゲエのリズムに乗せられた気分です。
文化センターの施設も予想をはるかに超える充実した内容でした。
最新鋭のレコーディングスタジオ、リハーサルスタジオを持ち、3人の専属エンジニアが働いています。彼らもまたその技術を地域の人々に教えるワークショップを持っているそうです。そうやって人の力を次の世代へとつないでいく。その姿勢には頭が下がります。
そのほか、DJセットが完備された部屋ではDJのワークショップが開かれていたり、地域住民に開放されているパソコンルーム、テレビの教育チャンネルがスポンサーとなって提供しているこども向けプレイルームなどなど。
アフロレゲエの活動の幅の広さ、各設備のクオリティの高さ、各部屋を紹介されるごとに驚きの連続でした。
最後にアフロダンスグループの発表を見させてもらいました。
数人のパーカショニストが生で演奏しながら、10代の女の子たちが激しい踊りを披露。演奏力も高いし、もうお腹いっぱい!
何よりアフロレゲエの関係者のみなさんがほんとうに温かく迎えてくれました。
全員の顔にアフロレゲエの活動への誇りが現れています。それが一番印象的でした。
地道にまっすぐしてきた活動が人々の生活を変え、それが人々の心を変え、さらに他人の心を掴んでいます。
アフロレゲエとヴィガリオ・ジェラウについては数年前に公開された「ファヴェーラの丘(原題 “FAVELA RISING”)」というドキュメンタリー映画で紹介されています。
結成当時の暗い過去は想像できないほど、今のヴィガリオ・ジェラウは文化豊かで平和な場所になっています。
それがアフロレゲエの活動の大きな結果だと思います。
いい体験をさせてもらいました。また行く機会があれば報告したいです。
朝日新聞今年の6月20日に「リオのスラム 増える宿」の記事であなた様、ご一家のことをしりました。ファベーラはエリートスクワッドのイメージしかありませんので、このブログ見て、びっくりしています。今のブラジルのこと、もっと教えてください。
アケオメ。元気そうで何より!!
こちらからでも熱いブラジルを感じるわ―ケンチケンチ(汗)
ユーコちゃん、すっかり逞しいお母さんと宿の女将さんになったね。
カイピリーニャ飲みながらいろいろしゃべりたいわ♡
彼の写真、ステキやね。写真私のブログにも使わせてもらっていい?
まりこさん、あけましておめでとう!
今度日本帰ったときはカイピリーニャのもうよー。
写真は名前入れてくれれば載せてもらってOKだって。
おぶりがーだ
さうだーじ♡ 健康で豊かな新年を。。