リオで警察官ストライキ
カーニバルまで1週間となった今週木曜日深夜、警察官、消防隊員の賃上げ要求のためのストライキが始まりました。
銀行や郵便局、大学職員のストライキも多いブラジル。
その中でも警察のストライキというのが住んでいるわたしたちにとっては一番の脅威となる場合もあります。
が、今回は今のところ街の様子に変化はありません。
いつもどおりの職務に多くの警官がついています。
ブラジルの警官と消防隊員は組合を組織したりストライキをおこす権利を認められていないので
ストライキに参加した270人と見られる警官は告発され、招集した17人の警官が逮捕されています。
また職務につかなかった123人の救急隊員の逮捕も決まっています。
カーニバルの最終リハーサルもサッカーの試合も予定どおりおこなわれているのでこれからこっちに来る人はご安心を。
連邦政府の兵隊と国家安全部隊も招集され、いつでもリオに来る準備が整っているようですが
今のところリオ州政府はその必要はないということで待機しています。
リオの警官の給料はブラジル国内でも低い方で、初任給が1200レアル(およそ6万円)。
39%の段階的賃上げが決まったことに反発する形で始まった今回のストライキでは、
3500レアル(17万5千円)への賃上げとその他交通費・食費支給として700レアル(3万5千円)を要求しています。
1月末からバイーア州サルヴァドールでも警察ストライキをやっています。
バイーアはよりひどい状況でストライキが始まってから治安が悪化。
強盗が多発、150人が殺人被害者となり、カーニバルのリハーサルもキャンセル、商店なども軒並み閉じているそうです。
こちらは交渉の末、ストライキ終結に向けて動き出しました。
派遣されてきた軍隊、国家安全部隊が治安が安定するまで駐留するのでカーニバルは問題なく開催される見込みのようです。
リオもサルヴァドールもブラジル3大カーニバルの開催地で毎年多くの観光客が集まる街。
ストライキする方もカーニバル中に治安悪化しちゃ困るだろって意味でやってるんでしょうけど。
とりあえずリオは普通どおり。
カーニバル前に収束して、大きな混乱なく終わることを期待。
今日ストライキ終了です!
小規模な形で終わりました。カーニバルはみなさん思う存分楽しんでください〜
検索から来ました。今週末よりリオ入りするので大変気になっていましたが、収束したようで何よりです!