リオのファヴェーラで新生活、古尾谷悠子のカリオカにならないブログ

２月２１日午前１１時４２分、３２２０グラムの元気な女の子が産まれました。

この日はカーニバルの最終日。

そして大輔くんの３６歳の誕生日でもあり、干支も誕生日も父親と一緒の娘の誕生です。

祭り好きのにぎやかな子になりますように

茉莉（まつり）と名付けました。

漢字はジャスミンの漢名から。

予定日から遅れていたので早く産みたい、さらに大輔くんと同じ誕生日だったらいいなと思っていたところ

２１日の明け方３時半に破水。

マリオ先生に電話して７時に入院するように指示をもらい、朝焼けの時間にゆっくりファベーラの坂を歩いて降りていきました。

丘の上から見る朝日がとてもとてもきれいで、やっとお腹の子に会えるうれしさと清々しさでいっぱいでした。

病院に着いても陣痛が来なかったので８時半くらいから陣痛促進剤の投与を開始。

３０分後から徐々に陣痛が来始めて１０時半ごろ分娩室へ移動。

そこから麻酔を打たれての無痛分娩、４回のいきみでするっと出て来てくれました。

そしてこの日はわたしの母親が日本からリオに来る日でもあり

産まれたての娘が一度検査のために新生児室に連れていかれて病室に戻ってきた５分後

日本からのお土産をたくさん詰め込んだスーツケースを抱えた母も病室に到着。

タイミングよすぎの夢のような一日になりました。

妊娠５ヶ月でブラジルにやってきてファベーラに新居をかまえてから約５ヶ月。

こっちの生活に不便を感じていらいらしたり、医者さがしがうまくいかずに不安になったりしましたが

いつもすぐそばで励まし続けてくれた大輔くん。

最後まで立ち会うか迷ってたけど医者からの薦めもあり、まつりの誕生まで一緒にがんばってくれました。

そしてお腹の中にいる間、何ひとつ問題なく成長してくれた我が娘。

ライブをやっても飛行機に乗ってもファベーラの坂をどれだけ上り下りしても順調に育ってくれたから、こうしてブラジルで無事に産むことができました。

家族３人が力を合わせて実現したまつりの誕生です。

ようこそ、わたしと大輔くんのもとへ。