映画「ROTA COMANDO」
2012.05.05
こないだ「ROTA COMANDO」というブラジル映画を見ました。
サンパウロの特殊部隊を実話に基づいて描いたもので、ブラジルのギャングの残忍さ、それに立ち向かう警察の真剣さがわかりやすく描かれていました。
とにかくギャングたちの暴力性がはんぱなくて、見るのに目を覆うほど。
殺人、誘拐、レイプ、強盗、ドラッグ、金。。。
見たあとに強烈な場面が頭から離れなくて困った。
特に旦那が目の前で殺されてその死体の上で妻が強姦されて最後に撃たれて殺されるシーン。あれはほんとに見なきゃよかった。
その舞台になっている国に自分は住んでいて、それなりに今の生活は気に入っている。
毎日はとても平和だし、怖い思いもしたことないです。もちろん。あったら日本に帰ります。
でも映画の中にある犯罪は実際にあるんだろう。ないと願いたいところですが。
わたしのレシーフェの友だちなんかは、リオのファベーラに住んでるの頭おかしいとしか思ってないみたいだし。
でもテレビや映画で流れることが現実の生活のすべてじゃないし、リオなんて考えられているよりよっぽど安全、東京の方がむしろ何が起こるかわからないというのが今のところの経験から得た感想です。
だからああいう映画を見てしまうと何が現実なのかが少し揺らぐ。
「ブラジル」というものがわからなくなる。
日本のやくざ映画を見て、日本怖いとは思わないだろうけど。
そんなことを考えて寝たら、自分が警察になって映画の登場人物が自分の上司で
フラメンゴとボタフォゴていうギャンググループと戦うって夢みて起きました。
家の近所には山口組がいるけど、ほとんどわからない。
バイ―アは怖いって言われてたけど、みんないい人だったし、住んだ人でないとわからないよね。